2台目のプジョー 205 SIです。
カラーはグレーメタリック。


2台目はスープラSZ-R、ランエボIV、ミラージュRAといろいろ考え、迷い、妥協して
結局プジョー205になりました。しかもスポーティなGTIじゃなくて普通のやつです。
15年ぐらいモデルチェンジしてなかったので古い車のように見えるけど現行型でした。(当時)
今は後継モデルの206→207→208に変わってますが。




プジョー205というと、WRC(国際ラリー選手権)でも大活躍した車です。
WRC好きの私はビデオとかで活躍シーンをよく見てたのでそういうところからも魅力を
感じました。と言っても、WRCを走ってた車は名前や形はともかく中身は
別物(ミッドシップ4WDターボ)でしたが。




コンパクトで狭い道もすいすい走れるし、各窓が大きく低かったので視界が非常に
良かったです。この車を越える視界の良い車って探そうと思ってもなかなか無いんじゃないかな。
あと、このサイズの車なのに中は結構広く感じます。少なくとも後部座席は私の歴代の
車の中では一番ゆったりしていて乗り心地も一番良いです。




この精悍な顔つきはお気に入りです。
小さいながらエンジンは2000ccなのでよく走ります。
日本よりも国土の広いフランスでのベストセラーカーだけに高速走行もなんなくこなします。
輸入車だからか顔つきのせいか、高速道路では前の車が結構どいてくれます。
実際私の歴代の車の中では最高速が一番速い車です。(リミッターがないので)
ぬよわキロまでは出したことがあります。エンジン的にはまだ踏めば出る余裕はあったけど、
さすがにこの細いタイヤでは咄嗟の制動・回避が出来そうにないので・・・。




ライトはこんな感じ。特にバルブの交換などはしてません。
下に付いてるフォグ?はハイビームの時しか点灯しないようになってました。
リアにはリアフォグも標準装備されてました。




タイヤはミシュラン製が付いていたと思います。
14インチのスチールホイールにホイールキャップ。洗うのが非常に楽でした。
(普段の洗車ではホイールキャップまでは外さないので)
スペアタイヤは後部の車の下に同サイズの物がついてました。




室内のデザインも悪くなかったと思います。
使い勝手も良好・・・ではなく、使いにくい部分もありました。エアコンやランプ類の
操作は非常に良かったけど、オーディオがかなり下の方に付いていたので手を伸ばさないと
操作できない位置でした。シフトノブも低かったし、パワーウインドウのスイッチも下の方に
付いてました。(パワーウインドウはドアの内張を薄くして室内空間を確保するためかも)
フランス人は手が長い?(笑)

ヒューズボックスがグローブボックスの中にあったのでメンテナンス性も良かったし、
電源などを取るのにも重宝しました。




この3本スポークのステアリングは格好良くて好きでした。
デザインだけじゃなく、少し小さめの径とパワステだけど重めの操作感がスポーティな
感じでした。メーター類は古さを感じさせます。

この車、右ハンドル仕様だけど、ウインカーレバー&ワイパーレバーが日本車とは
逆の位置についてます。私は特に操作を間違えることはなかったけど、普段乗り慣れてない
人が乗ると、ライトをつけようとしてリアワイパーを動かしたり、
晴れていても交差点でワイパーを動かしながら曲がっていきます。(笑)




夜はこんな感じに、オレンジのライトで照らされます。
文字板や針が発光するのではなく照明でメーターが照らされる。これまたレトロな
雰囲気ですね。ちなみに明るさは調節できます。

スピードメーターは220キロまで数字が振られていて針は
240キロまで動くようになってました。日本車では標準で180までしか
メーターがふられてないから輸入車ならではですね。




プレリュードは青だったけど、こちらもメーターと同じオレンジ色で
室内のイルミネーションが統一されてます。オーディオは緑色に光ってるけど、
プジョー純正で付いていたデッキ(SONY製でした)はオレンジのイルミネーションでした。

オーディオはケンウッドのラジオ/カセット+CDチェンジャーに換えて使ってました。
右ハンドル仕様になっても時計の位置が左ハンドルと同じく右側なので
運転席に座ると時計が見えないのは難点でした。




変わってるなぁと思ったのがこれ。室内灯とマップライト。
点灯/消灯させるスイッチが見あたりません。これはライト自体が角度が
変わるようになっていて角度を変えると点灯するようになってました。

もう一つは椅子。前席は後部座席の乗り降りのためにガチャッと後ろ側が浮いて
前に倒れるように。後席も同じくガチャッと前に倒れるようになってました。(荷室スペース拡大用)
なかなかのアイデアだと思いました。椅子でもう一つ、前席のリクライニングがダイヤル式
になってました。無段階に角度調節できるのは良いけど、倒して休憩したいときには
倒すまでに時間がかかります。シートを寝かせたいときは日本車のように
レバーを引いてる間は自由に動かせるようになってたほうが使い勝手はいいです。

ドアミラーは室内から動かせる手動式だったけど、これはスターレット等でも
そうでした。ドアミラーの材質が柔らかい樹脂だったので擦ってもキズが付きにくく
ついても目立たなかったのは良かったです。




プレリュードの頃は普通の地図を持ってドライブに出かけてたけど、プジョーでは
パソコンと併用してました。助手席にテーブルを作り、AC電源を引いて車内でパソコンを
使えるようにしました。CD1枚に全国地図が入るので結果的に紙の地図よりかさばらないし、
紙のように道の途中でページが変わることもないので良いです。但し、振動で
ハードディスクが壊れるかもしれないというリスクはありますが。(結果としては壊れなかったけど)

カーナビの画面と比べて12インチと画面が広いので詳細な地図でも広い範囲を表示できて
ドライブ用の地図としての使い勝手も良かったです。




パソコンなのでこのようにグラフィカルに音楽を再生したりできるし、
時間つぶしにゲームをしたり、旅先でメールを書いたり、予め利用しそうな施設などを
調べておいて保存しておけばいつでも表示できたり、まさにパソコンのマルチな
能力は重宝しました。




鍵です。鍵と言えばこの車は給油口を鍵で開けるタイプだったので、給油の際は
スタンドの人に鍵を渡さないといけないのが煩わしかったです。小さい割には燃費が悪く、
タンクも容量も小さかったので、頻繁にスタンドに行かないといけなかったです。
(大体300キロぐらい。私は乗る方なので300なんてすぐです)

プジョーのマークはライオンです。プジョーのディーラーは「ブルーライオン」と言いますが、
青いライオンなのです。また、プジョーの足回りのセッティングは「猫足」と呼ばれ
プジョー愛好家には好評な乗り心地のようです。

プジョー205、決してカタログスペックでは表せないような味・魅力に溢れる車でした。
バッテリーを交換するときにその辺で売ってる物とは端子の形状が違ったりして
結局高く付いたというような輸入車ならではの苦い味もあったけど。(苦笑)


戻る